飲食店店長の仕事ってナニ?店長になるなら知っておくべきこと

飲食店店長の仕事ってナニ?店長になるなら知っておくべきこと

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飲食店店長の仕事ってイメージしやすそうだけど、具体的に何をやっているかわからない人って結構いてると思います。


特にパソコンを使用する事務作業なんて、「何やってんの?」と思うはず。


その店の副店長ですら、店長の仕事をあまり理解していない人も結構いたりします。



そこで今回は、

  • 飲食店店長の具体的な仕事内容について
  • 飲食店店長を目指すなら知っておくべきこと

について解説していきます。


店長という言葉の意味

店長の意味って知ってますか?


「店」の「長」なので店のトップということですが、英語で書くと「Store manager」となります。

店長って店のマネージャーなのです。マネージャーとは何をするのかというと、マネジメント(management)です。



マネジメントとは、

様々な資源や資産、リスクなどを管理し、経営上の効果を最大化する手法

という意味です。




簡単にいうと、ヒトモノカネの管理を行い、目標達成に向けてきちんとコントロールすることです。


店長という言葉にはこのような意味があるのです。ですので、しっかりとヒトモノカネに関するマネジメントを行わなければなりません。


店長五大職務ってナニ?

店長には五大職務と言われるものがあります。聞いたことある人もいるのではないでしょうか?


  • 部下の稼働計画と部下への作業割り当て命令
  • 考課と現場作業教育
  • 法規状の労働条件の確保
  • 資産の保全と緊急事態対策
  • 報告書の完全記入と期限内提出

ちょっとややこしいですね。

これらが店長の仕事(マネジメント)ということです。それでは具体的に、どんなことをしているのか解説しましょう。

部下の稼働計画と部下への作業割り当て命令

部下の稼働計画は主にシフト作りのことです。アルバイトやパート、一般社員の希望を聞きシフトに反映していきます。


シフトは何かとトラブルが起きやすいです。きちんと部下が満足するようなシフト作りができ、無駄のないシフト作りができているか店長の力量が問われます。



部下への作業割り当て命令は、

その日に誰が何をいつまでにするのか

をシフト上で割り当てていきます。



シフト上で伝えきれないことは、当日までに店長が本人に作業をきちんと伝える必要があります。


こちらも参考にしてみてください。

飲食店バイトのシフトあるあると店長のシフトあるある飲食店バイトのシフトあるあると店長のシフトあるある

考課と現場作業教育

考課と現場作業教育は主に部下に対してです。現状の部下に、まだ足りていない能力や知識、経験を見つけ出し、教育していくのが店長の役割です。



日々の勤務を通して、店長は部下の仕事をよく観察し、部下の力を最大化する方法を考え続けます。

あくまでも店長は作業者ではなく、指導者です。

マネジメントの意味のところでも触れましたが、経営上の効果を最大化にする必要があります。



求められるのは店長の作業能力ではなく、部下の育成能力です。

店長は常に、「部下の力を最大化するにはどうすべきか?」を考えて行動します。


法規状の労働条件の確保

これは店長自身も含め、部下の労働条件が法律的に守られているかを管理するということです。


労働に関わる法律は今ではたくさんあります。それを店長は遵守しなければなりません。簡単にいうと、

労働時間の調整、休憩時間の確保、休日の確保、高校生の勤務時間厳守、有給取得義務

このようなことです。



言いだすとキリがありませんが、要は法律で決められていることはしっかり守る責任が店長にはあるということです。


6時間以上の勤務には30分の休憩を与えないといけないとか、高校生が深夜帯に働いてはいけないとかを「知らなかった」では済まされないということです。

店長には、部下の労働に関する法律を守り管理する必要があります。


資産の保全と緊急事態対策

資産というのは、店舗にある全てのものになります。

機械や食材、客席など全部です。もちろんものだけてなく働いている人やお金も資産になります。



MEMO
保全とは安全を守ることなので、店長は店舗にあるものや働いている人、お金の安全を守るという役割を持っています。

そしてお客様の安全を守る役割もあります。安全な食材をきちんと提供する責任も店長にはあるのです。クレームが発生した時も、店長が全責任を担います。




緊急事態対策はその名の通り、何かあったとしても慌てることなく対策ができているかということです。


緊急事態として考えられるのが、

  • 地震や火災などの災害
  • 強盗に襲われる
  • 変質者が現れる
  • コロナなどのウイルス

上記のようなことが考えられます。



このような緊急事態が発生した時に、慌てていては店長失格です。緊急事態でも慌てないよう、対策をしっかりしておき何が起きても被害を最小限に抑えられるようにしておくのが店長の役割です。


報告書の完全記入と期限内提出

店長は何かがある度に報告書を書かなければいけません。例えば、

  • クレームが発生した時
  • 緊急事態が発生した時
  • 不正が発生した時
  • 資産にトラブルが発生した時

このようなことが発生する度に報告書を記入しなければいけません。



絶対に空白があってはいけないので全て埋める必要があり、必ず5W1Hを含めた事実を書く必要があります。

そして記入した報告書を期限内に提出しなければいけません。



上記であげたクレームや緊急事態、不正、資産トラブルだと原則その日のうちに提出する必要があります。


他には、

日報、月報、契約書整理、本部からの連絡事項の通達、上司とのやり取り、シフト作り、掲示物の更新など

このようなことも全て期限がありますので、守る必要があります。


さらに期限内提出にはアルバイトやパートが関係するものもあります。例えば検便やシフトの提出などです。

店長はそれらの期限もアルバイトやパートに守らせる役割もあります。



計画的に仕事をこなさないと、予想外のトラブルで期限内提出ができなくこともありえますので、余裕をもって計画を立てる能力が店長には必要です。


まとめ

それぞれ具体的に書きましたが、店長の仕事は多岐に渡るのでまとめてみましょう。


店長の仕事は主にヒトモノカネを管理するマネジメント業務である。具体的に、

シフト作り、作業割り当て指示、部下の指導、労働の決まりを守る、資産を守る、緊急事態対策、店長業務の期限内提出

これらを店長一人でこなしていかなければなりません。


仕事の幅が広く大変かもしれませんが、この仕事の幅が店長としてのやりがいに繋がるのではないでしょうか?


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