こんな悩みを持っている人たくさんいますよね?忙しい時ほどしなければいけない仕事が山積みになって、「どうしよう…」となってしまいます。僕も飲食店の店長時代によくアルバイトから言われていました。
「何も終わってない、やばい!」 「何からやり始めたら効率いいですか?」 「やること多すぎ。絶対終わらない・・・」
確かにそう思ってしまう気持ちはわかります。ですが仕事の正しい順番を守ればあなたの仕事のスピードは格段に上がります。今回は飲食店において、やるべき仕事がたくさんある時に何から始めるといいのかという疑問を解決する記事です。
正しい仕事の順番とは?
基本的に優先順位が高いものからやっていけば間違いありません。例えばこのようなものがあります。
- 何時までにやっておかないといけない仕事
- 早くしないとクレームに繋がってしまうもの
- 周りに迷惑をかけてしまうもの
どれも重要そうなものばかりですよね?早くしないと怒られそうなものばかりです。しかし、こういう仕事の中にも先にすべき仕事とそうでない仕事に分けることができます。
優先順位の高い仕事
優先順位の高い仕事は、1秒でも遅れると会社の信用を落としてしまうような仕事です。
上の例でいうと、「早くしないとクレームに繋がってしまうもの」ですね。具体的にはお客様がずっと料理を待っており、顔色が悪くなってきている場合とかですね。これは1秒でも早く料理を持っていかないとクレームに繋がってしまいそうですよね。
こういうものは優先順位の高い仕事となります。
ただ、ここまでは「そんなの分かってるよ」と思う人がいるのではないでしょうか?次は「膨大な仕事がある時に、何の仕事から取り掛かれば早く終わるのかについて解説します。
仕事が早く終わる正しい順番
仕事を早く終わらせる為には、後からまたやらなくてはいけない可能性のある仕事を先にしないことです。
先にやってしまうと状況によってはまた手直し等の必要がでてくる仕事です。
飲食店のキッチン作業でいうと仕込み、解凍、拭き上げ等がそれに当たります。先にやってもその後の売上次第で追加でしなければならない可能性があるからです。
逆に洗い場やオーダーは遅かれ早かれやらなければならない仕事です。 洗ったお皿は洗い直す必要ありません。それは絶対数が変わらないからですね。
飲食店のキッチンラスト作業での例え
Q.閉店まであと4時間です。お客様もどんどん入ってきておりますが、まだまだやることがいっぱいです。あと4時間でやるべき仕事には以下のようなものがある場合、どの仕事から取り掛かるべきでしょうか?
何故洗い場を一番先にするべきかというと、先に洗った皿はもう洗わなくてもよくなるからです。当然ですよね?それに比べ解凍や拭き上げというのは、お客様がどんどん入ってきているこの状況だと今やってももう一度やり直さなければならないことも考えられます。
例えば明日の解凍分でチキンが30食分必要な場合、先に30食分の解凍をしてしまうと今日来たお客様がチキンを食べてしまうと、食べた分だけまた解凍しなければいけなくなるからです。それなら閉店間際の落ち着いた時間帯にした方が1回で済みますよね?
それではもう一問いきましょう!
Q.閉店まであと1時間です。新規のお客様はもういませんが、やることはいっぱいあります。あと1時間でやるべき仕事には以下のようなものがある場合、どの仕事から取り掛かるべきでしょうか?
似たような問題ですが、もうお客様がいないのでこの場合は解凍からやり始めるべきです。先ほどと同じ理由で、お客様がいない状況で解凍をしてもやり直す必要がないからです。拭き上げもこれ以上汚れることもないので先にやってしまっても問題ありません。
このように後からやり直さなければならないような仕事は先にしてはいけないのです。
家の掃除での例え
Q.24時間後にしばらく旅行に出かける為、順番に掃除をして行こうと思っています。より綺麗な状態で旅行へ出発するには以下のうちどの順番で掃除をすべきでしょうか?
理由は使用量ですね。この中でもトイレの使用頻度は1番高いはずです。それを先にしてしまうとすぐ汚れてしまいます。逆にエアコンフィルターは月1回ほどの清掃で問題ないはずなので先にしてしまった方が効率良く綺麗にできるというわけです!
とにかく二度手間になる可能性の仕事は後に回した方が、仕事は捗ります。間違いないです。
その順番が無茶苦茶で目の前にある仕事からしかやらない人は、やはり仕事が遅いです。
同じような優先順位の仕事の中にも優先順位は存在します。
何から取りかかれば二度手間にならないかをしっかり考えてから仕事に取り掛かりましょう!
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