一緒の職場で働いていると従業員から報告や要求を言われることってありますよね?その従業員からの報告や要求には全て顕在的要求と潜在的要求が含まれています。
そんな要求を後回しにすると、従業員からの信頼が失われてしまいます。
信頼を失わないようにするには、従業員からの要求を読み取り、すぐさま行動に移すことが求められます。
今回は従業員からの報告や要求に対して、すぐに行動するべき理由について話します。
従業員からの報告や要求にすぐに行動するべき理由とは
結論から言います。
それは、
信用を積み重ねた先にある協力を得る為です。
まず信用とは、
- 従業員の期待に応えてくれる
- 困っていたら助けてくれる
- 仕事をきちんとする
このように従業員から思ってもらえる人って信用されてそうですよね?
そして信用できる人には協力してあげたくなりますよね?
それでは何故、従業員からの報告や要求にすぐ行動すると、信用してもらえて協力してもらいやすくなるのか話します。
顕在的要求と潜在的要求
報告や要求には顕在的要求と潜在的要求があります。
特に、潜在的要求を理解して行動すると信用を積み重ねることができます。
どういう意味かというと、
顕在的とは
隠れておらず明確になっているさま、あらわになっているさま、などを意味する表現
潜在的とは
中に隠れた状態で存在するさま
このような意味です。
もちろん従業員からの報告や要求にも、この顕在的要求と潜在的要求があります。
具体的にはどういうことでしょうか?
顕在的要求と潜在的要求の例
これらの要求は人によって異なるので、あくまでも予想です。
特に、中に隠れている潜在的要求は推測するしかないので視野を広げて考える必要があります。
まず始めに、
従業員「店長!洗浄機が壊れています!」
従業員からこのような報告がありました。
この時の顕在的要求と潜在的要求は、
顕在的要求 洗浄機が壊れているので修理してほしい 潜在的要求 洗浄機が壊れていると困るので、早く修理してほしい、いつ直るのか教えてほしい
このような感じになります。
いかに潜在的要求を理解して行動できるかが、信用を積み重ねる上で重要となってきます。
それではもう1つ!
従業員「店長!〇〇くんがこの前隠れてジュースを飲んでいるのを見ました!」
従業員からこのような報告がありました。
この時の顕在的要求と潜在的要求は、
顕在的要求 〇〇くんがジュースを飲んでいた事実を知ってほしい 潜在的要求 悪いことをしている〇〇くんを叱ってほしい、報告した自分を褒めてほしい
このような感じになります。
今回は事実確認をすぐにして、〇〇くんに話をする必要がありそうです。
事実であるなら叱る必要がありますし、事実か不明なら何か策を練らなければなりません。
そして報告してくれた従業員に「報告してくれてありがとう」と伝える必要もありそうです。
とにかく信用を重ねるには、報告してきたことの潜在的要求を考え行動する必要があります。
最後にもう1つ!!
従業員「店長。シフトをもっと入れてほしいです。」
従業員からこのような要求がありました。
この時の顕在的要求と潜在的要求は、
顕在的要求 シフトをもっと入れてほしい 潜在的要求 不満である、こちらから言わなくても気づいてほしい
このような感じになります。
今回は、「シフトをもっと入れてほしい」というわかりやすい要求をしてきています。
なのでシフトを入れてあげればOKなのですが、恐らくわざわざ店長に言っているのですから、
「以前からずっと思っていた」 「気づいてほしかった」
このように不満に思っていた可能性があります。
ですので、気付いてあげられなくてごめんという気持ちを伝えたり、これからは定期的に希望を聞いてみる姿勢を示すと信用を得られるようになります。
まとめ
このように従業員から報告や要求があった場合、
「この報告の潜在的要求って何だろう」
と考える癖をつけてすぐに行動すると信用を積み重ねることができます。
そしてその信用から協力を得られ、自分が困っている時に助けてもらいやすくなります。
飲食店店長だけでなく、部下を持つ上司全てに当てはまります。
上司は部下の協力なしでは仕事で成果をだせません。
その為に信用を積み重ねる努力をしていきましょう。
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