仕事が早いバイトは最強?飲食店では丁寧で遅いより雑で早い方が評価される!【仕事が早くなるコツ】

仕事が早いバイトは最強?飲食店では丁寧で遅いより雑で早い方が評価される!

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仕事やバイトをしていると、

仕事が早いけど雑な人仕事が遅いけど丁寧な人どっちがいい?

みたいな話や噂を聞いたことはありませんか?



昔からこの2つはよく比較されるのですが、飲食店では確実に、仕事が早いけど雑な人が評価されます。


私は飲食業界でずっと働いてきましたが、評価されている人達は皆仕事が早い人達です。仕事が遅い人でめちゃめちゃ評価されている人は聞いたことがありません。

今回は飲食店ではなぜ仕事が早いけど雑な人の方が評価されるのかについて解説していきます。


飲食店ではなぜ仕事が早いけど雑な人の方が評価されるのか

飲食店の最大のミッションは提供時間内に基準内の料理を提供すること

お客様に満足してもらう為には、提供時間内にきちんと基準を満たした料理を提供することが最低条件です。


どちらか一方でも欠けていると、お客様に満足してもらうことはできないでしょう。

  • 提供時間内を達成できそうなのは仕事が早いけど雑な人
  • 基準内の料理を達成できそうなのは仕事が遅いけど丁寧な人

こんなイメージがあるのではないでしょうか?


どちらにも一長一短がある中でなぜ仕事が早いけど雑な人の方が評価が高いのかというと、仕事が早いと手直しできる時間があるからです。

手直しが可能なレベルであれば、最後に少し訂正を加えるだけで基準をクリアすることは可能です。

ですが仕事が遅くて提供時間に間に合わないのは、訂正のしようがありません。



次々にオーダーがくる飲食店は1つの料理が遅れていると、それ以降の料理も遅れていることがほとんどです。


秒単位での仕事が求められる飲食店。私の今までの経験上、キッチンでは仕事の早い人と遅い人の差は4倍ほどの差があります。仕事が遅い人が1つの料理を作っている間に、仕事が早い人は4つくらい作ってます。その差は1時間単位とかでみると半端ないほどの差が開いてます。フロアでも2倍ほどの差は開きます。

マイナス部分が極端でなければ問題はない

仕事が早いけど雑な人の問題そうなのが、雑なところですよね。

でも雑っていっても極端にひどくなければいいのです。

  • 最初から作り直さなければならないほど見た目が最悪
  • 入れなければならない食材が抜けている
  • 雑過ぎてお客様からクレームが入っている
  • もう一度洗い直さなければならないほど洗い物が汚い

このレベルまで極端にひどければ問題ありですが、許容範囲であれば問題はありません。


先ほども言いましたが、手直しできる範囲であれば大丈夫なのです。

さらに最近では誰でも簡単にできたり料理を作れたりと作業がマニュアル化されているので、マイナス部分が極端になることもありません。


個人店や職人など修行が必要な飲食店だと厳しいかもしれませんが、大手のような全国にあるような飲食店であれば多少雑でも基準を満たした接客や料理を作ることは容易なのです。

一定の基準を満たすことが容易であるからこそ、仕事の早さによって評価の差が生まれます。


仕事が遅いけど丁寧が評価されないわけではない

仕事が遅くても、

  • 丁寧で一生懸命に働いている
  • ミスが少ない
  • 周りとコミュニケーションをしっかりとっている
  • 突出して何か良い点がある

このような人達は例え、仕事が遅くても評価されます。


特に何か突出して良い点があるのなら、仕事が遅い点はあまり気にされないことが多くなります。

このように何かしら突出して良い点があると、他の点も良くみえてしまう現象をハロー効果と言います。東大生や結果を残している人達が、何でもできる天才と思われているように。


だからこそ、その逆もよく起こってしまうのです。突出して何か悪い部分があると、他も悪く見られてしまうということですね。

遅刻ばかりする人や極端に仕事が遅い人は、他の部分も劣っていると思われてしまいます。

仕事が遅く丁寧でも評価はされますが、遅過ぎは要注意ということです。


飲食店のバイトで評価されるには?

とにかく仕事が早い人のマネをしよう

やはり1番の近道は、仕事が早い人のマネをすることです。

  • 仕事が早い人はどのように考えて動いているのだろう?
  • 自分と違うところは何か?
  • 仕事が早い人に共通しているのは何か?

このようなことを意識してまずは観察してみましょう。よく見ていると行動の違いや共通点に気がつくはずです。


その点に気付いたら後はマネしてやってみるだけです。

最初はうまくいかないことが多いですが、継続すれば成果はでてきます。


たまに仕事が早い人みたいに早くできないという人がいますが、それは当たり前です。仕事の早い人のマネをしたら確かに近道できますが、仕事の早い人も進化し続けています。いきなりそのレベルに達することは難しいのです。

仕事が早い人は制限時間を決めながら働いている

何時までに〇〇の作業を終わらせると決めている人は仕事が早い傾向があります。


少なくとも私が飲食店でみてきた仕事の早い人達は皆、自分なりの制限時間を定めていました。さらに自分が〇〇の作業を何分くらいで終わるということも理解していました。

  • 朝のオープンは何時までに終わる
  • この量の洗い物は〇〇分で終わる
  • このくらいの伝票なら提供時間内にフォローなしでだせる

仕事が早い人は、自分のレベルを理解しています。


さらに物事を組み立てる力があります。あと8分あるから、これをまずやって次にあれをやれば2分余るなという組み立てを頭の中でしています。

ここらへんは慣れになってきますが、意識してするのと全く意識していない人とでは少なからず差は生まれます。


仕事が早くて雑な人はグレーゾーンで働いていることが多い

あまり良くないかもしれませんが、仕事の早い人達はグレーゾーンで働いていることがほとんどです。

仕事が早いけど雑という雑な部分もグレーゾーンでやり過ごしています。


青信号が点滅しているが、「まだいける!」と進んでしまうような感じです。道の途中で赤信号になっても、すぐに車に惹かれることはないだろうと理解しているから進んでしまうんですよね。

仕事が早いけど雑な人は、そんなグレーゾーンを多用して評価されています。もちろんバレないようにする必要はあります。

完璧主義で真面目な人ほど理解しにくいことでしょうが、仕事を早く効率的にやるにはかかせないことなのです。


完全に赤信号なのに渡ってしまうようなアウトなことはダメですが、ギリギリ大丈夫じゃないかというところまで攻められると仕事が早くなります。


飲食店の仕事でいうと、同じテーブルに2回に分けて料理を運ぶくらいなら、1回で持っていけるように次の料理がでてくるのを待つみたいなことです。もちろん、放置し過ぎて温度の基準が75度以上なのに70度とかになってしまうのはアウトです。ですが、多少放置しても75度以上ある状態でお客様の元へ運べるのなら、それは可ということになります。飲食店の仕事におけるグレーゾーンとはこのようなことです。

まとめ

仕事が評価されるには様々な基準がありますが、飲食店では仕事が早いけど雑な人の方が確実に評価されます。

飲食店で働いていて評価されないと感じている人は、自分の仕事が早いのか遅いのかを客観的にみてみましょう。


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