飲食業界の社員の将来性はあるのかないのかどっち?!

飲食業界の社員の将来性はあるのかないのかどっち?!

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飲食業界で働いている人やこれから飲食業界で働こうと考えている人は、

飲食業界の社員って将来性はあるの?
体力的にやっていけるのかな…?

安定した収入は得られるのだろうか…

こんな不安があると思います。



結論としては、

飲食業界の未来は明るいが、飲食業界の社員としては厳しく生き残れる人は今よりも少ない

これが結論です。何故このような結論になるのか解説していきます。


飲食業界の将来性が明るい理由

飲食店は必要不可欠なもの

飲食店は、

  • 友達との食事
  • 家族との食事
  • 恋人との食事
  • 旅行先での食事
  • 仕事での食事

など様々なシーンであらゆる人が、飲食店を利用しています。



そして飲食店は、みんなで集まれる場所や飲食店でしか食べられない食事を提供したり、他には家事の負担を減らしたりと利用する人にとって様々な価値を提供しているのです。



MEMO
さらに飲食業界の市場規模は、日本の人口が減少しているにも関わらず2011年頃からずっと成長し続けています。2020年はコロナの影響で下がるでしょうが、また元に戻るはずです。

このようにもはや飲食店がなくては、私達の生活は成り立たなくなっています。


AIの普及で単純作業がなくなる

AIは飲食業界にもどんどん参入してきています。

  • スマホセルフオーダー
  • 自動レジ
  • 自動案内
  • 自動レーン
  • 自動茹麺機

たくさんのAIが参入し、労働者の負担を削減しています。



飲食業界で経費をどんどん圧迫しているものは人件費です。その人件費を削減できる1番の手段がAIなのです。


AIの参入はこれからもどんどん加速していくことでしょう。


外国人観光客はさらに増加する

日本食は本当に外国人に人気です。日本の物はネットで購入可能ですが、日本食は現地に食べに行かないと食べられません。


ですので、日本料理を食べに来る外国人はずっと増加しています。



MEMO
20年前では500万人ほどしかいなかった外国人観光客が、今や3000万人を超えるほどになっています。2020年は残念ながらコロナの影響で下がってしまいますが、落ち着いたらまた外国人観光客が増えるでしょう。2021年にはオリンピックもあるので余計にです。

飲食業界の社員として働くなら将来性が厳しく、生き残れる人も少ない理由

若年層の定着率の悪化により40代以降も店舗勤務

今や情報社会なので、飲食業界の悪い噂はたくさん出回っており、誰もが悪い印象を持ってしまっています。


そして実際に現状は人手不足で、悪い噂はさらに拡大する一方です。

そうなると負のスパイラルは更に拡大し、今の10代や20代はほとんど飲食業界に入りたがらないのです。



そして入ったとしても、過酷な環境に耐えられず辞めていきます。

そのしわ寄せが来るのが、転職するタイミングを失った30代や40代の人達です。


店舗で働いてくれる若年層が増えないので、歳をとっても店舗で働く運命になります。

そうなると役職も店長止まりになってしまうので、歳だけ増えて給料が増えることはありません。



注意
本社勤務などの現場以外の仕事ができるのは、ほんの一部の優秀な人達だけです。AIがもっと普及して、飲食業界の労務環境が改善されない限り、若年層が定着することはないでしょう。

人件費の増加による非正規の増加

最低賃金がここ数年でどんどん上がっています。さらに同一労働同一賃金になると、とうとう社員の必要性が危ぶまれます。


ただでさえ飲食業界は利益率の低い業界であるのに、今以上に人件費率を上げるわけにはいきません。

そうなると1番人件費率の高い社員より、非正規のバイトやパートを雇った方が人件費率を抑えられます。



MEMO
これからは1人で複数店舗のマネジメントができる優秀な店長は生き残れますが、バイトやパートの延長線上の活躍しかできない社員は淘汰されていくでしょう。

中小企業はやはり安定性に欠ける

飲食業界の中でも、大手と中小企業では待遇の差が全然違います。給料面でいうと1.5倍ほどの差があります。


中小企業は会社も小さく、人数も少ないのでうまくいくと出世しやすいのがメリットですが、そこまでの過程は非常に過酷です。そして常に会社が潰れることと隣り合わせになります。

待遇面がよくないので、貯金も中々できないですし会社が潰れるとかなり厳しくなります。



その分大手だと、すぐに潰れる心配は中小ほどありません。そして待遇面も悪くないので、貯金することも可能です。潰れたとしても中小より再出発しやすくなります。


飲食業界で活躍できるのはスキルがある人だけ

大手企業だとマネジメント能力に優れている人です。例えば、

  • 1人で複数店舗の店長ができる人
  • 壊滅的な店を立て直すことができる店長

このような人です。



マネジメント能力に優れている人だけが、大手企業ではさらに上の役職につくことができるでしょう。

中小企業や個人店だと、

  • 他にはないサービスや商品を提供できる
  • 発信力がある

このような人が活躍できるでしょう。



しかし、店のオーナーや社長でない限りサービスや商品を勝手に変えることは難しいです。


ですので、中小企業や個人店での将来性に安定性はほとんどありません。独立という道もありますが、10年以内に96%の飲食店が廃業になっていることを考えると安定性はないに等しいでしょう。


こちらも参考にしてみてください。

飲食業界で社員になるなら大手か個人店にするべき理由飲食業界で社員になるなら大手か個人店にするべき理由

将来性のある飲食企業に就職するには

飲食業界の10年未満の廃業率は約96%です。

ほとんどの飲食店が廃業となっています。単純に考えると、40年間ずっと飲食店が営業できる可能性は約15000分の1しかないということになります。



これほど厳しい業界なんです。だからこそ、少しでも貯金ができて安定性のある大手企業に就職する方が人生は安定します。


大手飲食は年収が高い大手飲食業は年収が高い?実際のところはどうなのか解説します!

社員を大切にしているかどうかが鍵

飲食業界の問題はやはり労務環境です。過酷な環境が人離れに直結しています。

そして人手不足が原因で、倒産する飲食企業はたくさんあります。



ですので、今や社員を大切にできない会社は潰れる可能性がどんどん高くなっていきます。人としての接し方だけでなく、待遇面の良さ(給料や福利厚生、休日数)がその飲食企業の将来性を左右する時代です。


ですので、人が集まる飲食企業は将来性があると言えるでしょう。

飲食業界のホワイト企業ランキングや年収ランキングを調べると、良い情報がのっています。働きがい研究所さんと業界動向さんがデータで詳しく解説してくれています。

飲食ホワイト企業ランキング→https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_40

飲食年収ランキング→https://gyokai-search.com/4-gaisyoku-nensyu.htm


まとめ

飲食業界は非常にやりがいがあり楽しい業界です。


しかし他の業界と比べるとどうしても利益が出にくいので、安定性では欠けてしまいます。


それでも飲食業界はなくなることはないので、自分のスキルを磨き続けられる人であれば、将来も飲食業界の前線で活躍することができるでしょう。


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