飲食店のバイトの締め作業、帰りたい時間までに終わらせることができますか?
締め作業はキッチンでもホールでもやることが多くて終わらない人が多いと思います。
私も店長時代にどうやったら早く締め作業が終わるのかという質問をアルバイトから何度もされました。
それほど飲食店のバイトの締め作業が早く終わらなくて悩んでいる人が多いのでしょう。
後片付けから次の日の準備までやることだらけですものね。
ですが、締め作業にもやはり早く終わるコツがあります。ちゃんとした優先順位もあります。
大抵の人が目についたものからとりかかっていたり、やることの多さに参って時間が過ぎてしまっている人がほとんどです。
そこで今回は、どうすれば締め作業を早く終えることができるのかについて詳しく解説していきたいと思います。
Contents
飲食店の締め作業を早く終わらせるために大事なこと
忙しくなる可能性が少しでもあるなら一度やるとやり直しをせずに済む作業を優先的に行う
飲食バイトの締め作業で時間がかかってしまう人は大抵、やり直し作業ばかりをしてしまっています。
例えば、もうお客様はあまり来ないだろうと信じて、
- 食材を片付ける
- 備品を先に洗う
- 拭きあげ作業をする
- 次の日の仕込みをする
このような行動をとります。
するとお客様が思った以上に来店した時に、せっかくやった作業をやり直しすることになって時間が余計にかかります。
ですのでそんな賭けを行わず、確実に無駄にならない作業を行うべきです。
例えば洗い場です。
大抵の飲食店は、ラストの時点で洗い物をどこまでやるのかという基準があるはず。
その基準を満たすまでは、いつ取りかかっても無駄にはならない作業なのです。
このように忙しくなる可能性が少しでもあるなら、なるべく無駄にならない作業から取り掛かるべきなのです。
他にやり直しにならない作業をあげるとしたら、
- お皿の下げ作業
- シルバー積み作業
- 1日1回やればOKな作業(床掃除やグリスト等)
以上のようなことです。
これらは忙しくなろうとなかろうと、一度やった作業は無駄にはならない為、早い時間帯にやってしまっても問題ありません。
不足して作業が遅くなるものは優先的に取り掛かる
不足して作業が遅くなるものとは、具体的には以下のようなことです。
- 食材の補充ができていなくて料理の提供が遅れる
- 不足する皿があり下げるのにホール内を探し回る
- 備品などのストックが空でお客様に呼ばれる
要するに、ちょっとしたピークがきても全然耐えられる状況であるかということです。
上記のような作業はどれも不足することで余計な手間がかかっている作業です。
本当に忙しい時はやらない作業を予め決めておく
やらなくてもあまり問題なさそうな作業を削ってしまうのも重要です。
もしくはある程度のレベルにとどめておきます。
彼らはやらないところはやらないと決めており、いかに無駄なことをしないで終わらせることを考えて行動しています。
どんなことかというと、
- 補充作業を満タンまでではなく8割くらいでOKとする
- 正直2日に1回でよさそうな拭きあげ作業は忙しい時はやらない
このようなことです。
「ちゃんとやらないと朝のパートさんに怒られる…」
という場合は、やらなくても問題なさそうで、且つバレないところを探してその作業をなくして時間短縮してしまいましょう。
各作業ごとに何分で終わらせるか目標を決めてから取り組む
締め作業のそれぞれの作業にどれくらい時間をかけてやっていますか?
※ちなみに自動洗浄機は1回当たり約1分のところが多いです。
この質問にパッと答えられない人は、締め作業を早く終わらせられる可能性がまだまだあります。
これからは、
- まず今自分が締め作業で行なっている各作業にどれくらいかかっているのか
- それから今後各作業を何分で終わらせるのか
- その為にはどうすればいいか
この辺りをしっかりと考えて締め作業に取りかかりましょう。
以下の記事も参考になるはずなのでよかったら読んでみて下さい。
ホールとキッチンどちらかが遅いと帰れない時にやるべきこと
ホールの人はいかに早く空いた皿を下げてくるかが重要
飲食店の締め作業が終わらない原因の1つに、ホールの人が皿を下げるのが遅いことで、洗い場が終わらないことがあげられます。
皿を下げるのが遅れると、キッチンの人は締め作業の後半に洗わなければならない皿が増えて計画通りに作業が終わらなくなります。
ですので、早く終わりたいなら、
- ホールの人はなるべく早く空いた皿を下げる
- キッチンの人はホールの人に空いた皿を下げるよう指示する、もしくは自分で下げに行く
どちらかの行動をとりましょう。
ホールの仕事、キッチンの仕事と切り分けて考えない
相方の締め作業が終わらなくて帰れないと思っている人は、なるべく仕事の分担を切り分けて考えない方がいいでしょう。
早く終わらせるには、ホールとキッチンでわけるのではなく、人によって作業スピードが異なる作業と誰がやっても大した差が生まれない作業とを切り分けてから分担する必要があるのです。
例えば、洗い場は作業スピードが早い人と遅い人では天と地ほどの差があります。
そういう作業は絶対に作業スピードの早い人がやるべきなのです。
締め作業を早く終わらせたいならホールの仕事とかキッチンの仕事とか関係ありません。
ホールとキッチンの作業をある程度まとめて、そこから分担する必要があるのです。
締め作業を早く終わらせるポイントのまとめ
- やり直しにならない作業を優先して行う
- 不足することで通常よりも時間のかかるようになる作業は先に行わない
- 忙しすぎる時はやらない作業を予め決めておく
- 各作業にどれくらい時間をかけてやるのか目標を決めて行う
- 早い段階から後片付けをしない
- やるなら洗い場、拭きあげは最後にまとめてやる方が効率的
- 空いた皿は早めに下げるべき
- 作業者のスピードによってかかる時間が変わる作業は作業スピードの早い人が行う
これらのことを意識して取り掛かれば、飲食店の締め作業はどんどん早くなるはず。
慣れるまでには時間がかかるでしょうが、意識して取り組むことで確実に締め作業は早くなります。
どんだけ忙しくても、今までよりも早く終わるようになるでしょう。
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