飲食店で社員をしているとどうしても様々な悩みがあると思います。その中でも特に多い悩みが人手不足の悩みです。
・飲食店で働いているけど人手不足すぎてどうにかしたい ・労務費がやばいので少しでも抑えるようにしたい ・友達紹介でうまくいく方法を知りたい
今回はこのように人手不足な状況を少しでも改善したい人向けの記事となっております。実際にこれから紹介する方法で僕は労務費を全国平均マイナス3%を達成しております。
Contents
人手不足の原因とは?
まず人手不足の原因についてですが、恐らく人がいない店には人が定着しない何かが潜んでいます。
- 店長が苦手
- 単純に仕事がハードでしんどい
- 人間関係が嫌
- 自分の希望する通りにならない
- 頑張っても認められない
このように辞めていく人には何かしらの理由があって辞めていきます。
組織を構築するのも課題を解決するのにも人がいなければできません。少子高齢化の影響もあり、他の業界でも人手不足が発生しています。そんな中で人を確保するやり方を身につけなければこの先やっていけなくなります。
とは言っても中々今働いている人達に人がいない理由を聞いたり、嫌だと思っていることは何かとかは聞きにくいですよね?
学生が求めているものの提供>人手不足の原因 という状態を目指す
飲食店の運営で一番主役となるのはやはり学生です。学生がいないと営業できなくなってしまいます。
人手不足の主な原因が聞きにくいなら、今店にいる学生達にこの店で働いてくれている理由を聞けばいいんです。そこでどんなことが職場に求められているのかを知り、その部分を強化していきます。
学生が求めているものの提供>人手不足の原因
まさにこの状態を作り出せばいいんです。
では現代の学生が職場に求めているものとはいったい何なのでしょうか?
その為に今の高校生や大学生にアルバイトを続けている理由等を聞きました。
反対にやめてしまう時はどういう時かも聞きました。実際(2020年1月)に高校1年生~大学4年生までの飲食店でバイトしている学生(約30名)に聞いた内容です。
先ほどとは逆に長く続けている人ほど何かしらの理由があります。今回の調査では「優しくしてほしい」が一番多かったです。他には、
- 横のつながり
- 時給
- シフトの融通がきく
- 褒めてほしい
このようなものを求められていました。ここまでわかればあとは「give」し続ければ楽勝です。
とりあえず「give」しまくる
- 何かミスをしても怒らない
- 懇親会等を定期的に開く
- 達成しやすい目標を与えて時給を上げる
- 一人一人と面談を実施し、なるべく希望通りのシフトになるようにする
- 何かしてもらったり出来る度に褒める
このように求められているものに照準を絞って「give」するのみです。
僕の体感ですが人手不足の原因となっているものは、求められているものの裏返しになっていることばかりです。今回の優しくしてほしいというのも、優しくされずに怒られてばっかりだと辞めてしまうと感じるからです。
giveしたら友達紹介をしてもらう
ここまできたら後は友達紹介をしてもらうだけです。
たくさんの「give」をしているので友達紹介してくれる可能性が上がりますし、職場の良いところを伝えてくれる傾向があります。
ここで僕が実際に働いていた時の状況はこんな感じでした。
そのおかげで採用費も大きく削減できていますし、横の繋がりが早く出来るので続けてくれるきっかけを作るのが容易です。ちなみに僕がいた会社だと普通にタウンワーク等にアルバイトを募集し面接から採用、育成までのコストを投資し、投資したコストを回収出来るのに約3ヶ月から半年かかると言われています。
紹介が多かったので回収するのにかかる期間が半分ほどに削減できました。
とにかく「give」してから友達紹介をしてもらうことで圧倒的に労務費コストを削減できたのです。
友達紹介が何故こんなに投資したコストを早くに回収できるのか
主に以下の2点です。
- 紹介なのですぐに辞めるリスクが少ない
- 既に知り合いがいるので、わからない点をすぐに聞け成長が早い
特に辞めないで続けてくれる点が非常に大きいですね。横のつながりはある程度紹介してもらった人に任せられる点も利点ですね。その時間を他のところにまわすことができます。
友達紹介での注意点
先ほど友達紹介で入ってきた新人は辞めにくいと言いましたが、放置してても大丈夫という意味ではありません。バイト先に魅力を感じなくなってしまったら辞めていってしまう可能性が上がりますからね。
負のスパイラルと言う言葉があるように、一度負のスパイラルにハマってしまうとどんどん悪い方向に行ってしまいます。仲の良い友達が辞めると同時に辞めてしまうとかが良い例ですね。
逆に努力しても辞めてしまうこともあります。しかし、辞める可能性を少しでも下げることなら可能です。そこで注意すべきポイントを2つ紹介します。
紹介してもらった時のイメージを変えないこと
友達に誘われたからといって、悪い情報を聞いてアルバイトの面接に来る人はいません。もしかしたらいるかもしれませんが…
友達紹介で面接に来る人は恐らく良いイメージを持って面接に来ています。友達から「うちのバイト先は○○が良いから一緒に働こうよ!」と何かしらプラスになるようなことを聞いています。
でも実際働いてみると、そのプラスのイメージをぶち壊すような環境だったらどうでしょうか?嫌になってしまいそうですよね?
そんな時は紹介してくれた人にどんな話をして友達を誘ったのかを聞き出しておきましょう。そしてその興味を持った部分を壊さないように気をつけます。
例えば先ほど学生が求めているもので紹介したように、「うちのバイト先はみんな優しいんだよ」と伝えていたのなら必死で優しくしてあげるだけです。そのイメージさえ壊さなければ問題ありません。
寄り添って考えてあげることが大切
働いているうちに嫌なことが出てくる可能性もあります。
新人のうちはとにかく不安な気持ちになりやすいものです。少しでも顔が曇っていたらそのサインを見逃さないようにしましょう。
オススメは週に1回くらい5分くらいでいいので話す機会を設けるといいでしょう。そこで抱え込んでいることはないかを聞いてみます。他には紹介してくれた人に聞くのもいいですね。
人がいることのメリット
あらゆる選択肢をとることができます。
例えば、この日は何かをする為に時間が必要なので時間を確保できるシフトにしようとかできます。
ほかにも勤務姿勢が好ましくないアルバイトに強気に出ることも出来ます。
そして何より自分自身の時間を作ることが出来るので、人手不足に悩んでいる店舗と比べあらゆることに挑戦することが出来ます。これは本当にメリットが大きいです。自分自身で組織を構築し、採用費を削減したりなど成果も出てるので会社に貢献しているとみられます。
人手不足の店舗ではできない取り組みも出来るので評価されます。
人手不足だと自分が穴埋めのために働くので自由度が減り、あらゆることに挑戦出来なくなります。
何度も言ってますが負のスパイラルですよね。
まとめ
どの業界でも同じと思いますが、人がいてこそ仕事が成り立ちます。
AIである程度補うことが可能になってきましたが、全てをAIで補うことはまだまだ出来ません。働き方も多様になってきています。
今の学生は選択肢が増えすぎている為、嫌なことや居続ける理由がなければ簡単に辞めてしまいます。
僕達がその要因を少しでも減らし、楽しく働いてもらうことで様々な人に社会に貢献できるのではないでしょうか?
ぜひ「giveの精神」で今働いている人たちと接し、友達紹介してもらうことで人手不足を解消しましょう!
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