2020年の夏頃、今まで飲食業の経験しかなかった私は、完全未経験の営業の会社に転職して約1年が経ちました。
実際に未経験で営業の仕事をしてみて、いろいろと思うことや伝えたいことが多くあるので今回はそれを記事にします。
この記事は、
- これから飲食業で働こうと思っている人
- 現在飲食業で働いている人
- 現在飲食業で働いていて転職を考えてる人
このような人にとって参考になるかもしれない記事です。
Contents
私のプロフィール
年齢 | 30歳 |
学歴 | 大卒 |
飲食歴 | 約10年 ・アルバイト歴:約4年 ・副店長歴:約3年 ・店長歴:約3年 |
転職経験 | 1回 |
転職時の年齢 | 29歳 |
ざっとこんな感じです。
飲食業から転職を決意した理由
主に結婚をするのが決まってからです。
飲食という労働環境から将来的に、
- 家族との時間がとりにくくなる
- 転勤が多く家族への負担が多くなる
- 転職をするなら早い方がいい
このようなことを思って転職を決意しました。
こんな事は飲食の社員になる前から分かっていたのですが、なんやかんや飲食の仕事が楽しく、転職も面倒くさかったので行動に移せずいたんです。
結婚が決まってようやく重い腰が上がったという感じですね。
飲食業から未経験業種への転職は20代であれば可能。だが高収入は難しい
20代最後の歳で初めて転職活動を行いましたが、やはり新卒の時のように選択肢がたくさんあるわけではありませんでした。
私のように20代後半で転職すると、未経験での採用数は少なくなります。
飲食以外の業界・業種の応募資格をみると、
- 経験者募集
- 経験者優遇
- 〇〇の仕事の経験がある方
みたいな感じで即戦力を求めている企業がどうしても増えていきます。
年齢制限のある企業も結構多く、30代になったら本当にやばいな…とリアルに感じていました。
私が感じた年齢での求人数は新卒の時と比べると以下のような感じです。
年齢 | 新卒と比べた求人の割合 |
25歳まで(第二新卒) | 新卒とほぼ変わらず |
26-29歳 | 70%くらいの求人数 |
30-34歳 | 40%くらいの求人数 |
35歳以上 | 10%くらいの求人数 |
30を超えると良い求人があっても半分以上は条件に当てはまらず、面接にすら進めなさそうと感じました。
そしていざ良い求人が見つかっても、年収はあまり期待できません。
未経験だとほとんど400万以下スタートがほとんどです。手取りで言うと20万あるかないかくらいのレベルですね。
未経験の営業職に転職して1年働いた率直な感想
業界・業種の違いで収入・働き方にこんなにも差があるのかと感じる
世の中で稼げる仕事と稼げない仕事があるというのが、転職をしてひしひしと伝わってきました。
特に何がそう思わせたのかと言うと、
飲食業では自分1人の力に限界はあったが営業は限界があまりみえない
という点です。
自分の時間を今までどれだけ犠牲にしていたかに気付く
飲食業の時は、仕事の日は仕事以外のことがほとんど何もできないのが当たり前でしたが、今は仕事の日でも毎日自由に使える時間があります。
それと同時に気付きます。
今までどれだけ自由に使える時間を削って働きまくってたのかを。
転職は早めにするに越した事はない
私みたいに飲食業からの未経験業種への転職で、いずれは転職しないと家族との時間がとれないだろうと考えている人は、早めに転職すべきです。
早くにしてしまった方が選択肢も増え、後悔することは減ると思います。
やはりオススメは第二新卒と呼ばれる時期に転職することですね。未経験で転職時期が遅れると年下が上司になることも考えられます。
飲食業の常識が通じないと感じる点がいくつもある
飲食業の常識が通じないと私が感じたのは主に以下の3点です。
- 勤務中の時間の概念が違いすぎる
- 挨拶は元気良くがほぼない
- メールの返信が基本ない
今ではどれも慣れましたが、転職してしばらくはどれも慣れずに戸惑っていました。
特に時間の使い方に関しては全然慣れず、「本当にこんな感じでいいの?」という状態でした。
どれだけ暇でも休憩扱いにならないし、社内で話しているだけの時間もあります。忙しい時はもちろんそんなわけにはいきませんが…
挨拶に関しても元気さはほぼ皆無です。客先にメールを送っても全然返信はありません。
先輩営業マンに聞くとこんなもんだそうです。今ではあまり気にはなりませんが、当時はびっくりしましたね。
飲食業から未経験で営業職に転職して思うメリット
暇であっても休憩に行かなくてもいい
飲食業あるあるの暇であったら休憩に行く(無給の待機)が営業だとありません。
おかげで拘束時間に対して効率良く給料をもらうことができます。
飲食の場合、どんなに遠い店のヘルプに行っても勤務時間は店舗で働いてる時間のみの場合がほとんどですからね。
いろんな意味で自由に使える時間が多くなる
単純に休み数が多かったり、拘束時間が飲食業より短い事で自由な時間が増えます。
さらに営業は外回りが多いので、勤務時間中に自由に飲食ができたりするのもメリットですね。
規則正しい生活を送れる
飲食業の時は早朝に寝て昼前に起きる生活が普通でしたが、今では日が変わるまでに寝て朝7時には起きるという生活に変わりました。
やはり朝に起きると1日が良い意味で長く感じます。
まだ実感はありませんが、早寝早起きは身体に良いみたいですしね。飲食業だと中々できない生活です。
お客様との会話で飲食業のネタは話しやすい
営業活動でお客様と雑談をする時に、よく「前職は何をやっていらっしゃったのですか?」と聞かれることが多く、飲食の話で盛り上がることが結構あります。
飲食業は仕事内容が想像しやすく、コロナの影響をもろに受けているので何かと話題になりやすいです。
「今コロナの影響で飲食店とかは大打撃ですよね…」
みたいな話から、
「そうですよね。私も前職は飲食店の店長をやっていたので、転職していなかったら今頃大打撃を受けていたと思います…」
こんな感じで簡単に話を広げやすくなります。
飲食業から未経験で営業職に転職して思うデメリット
年齢が高くなると未経験は精神的に辛い
今の会社では私と同じく転職して入ってきた同期が5人いるのですが、未経験は私1人だけです。
同期は皆、営業経験ありで入ってきています。さらに同期の中でも私が最年長です。
営業の世界では当たり前のことが自分だけわからなかったりすると、
「最年長なのに年下に負けている…」
という気持ちになったこともありました。
自由な時間が増えた分支出も増える
仕事終わりに飲みに行くなんて飲食業の時はほぼ不可能ですが、営業職に転職すると毎日可能になります。
ですので我慢するのと断る勇気がなければ支出はどんどん膨らみます。
それに飲食業だとご飯はまかないでほぼ済ませれますが、転職すると昼飯代がかかるようになります。
若い異性と話す機会がほぼなくなる(笑)
地味に痛いのが若い女の子と話す機会がなくなったことです(笑)
何かと飲食業は20前後の子と話すことも多く、それが仕事の1つの楽しみと言っても過言ではないくらい楽しかったです。
でも転職したら20前後の子と話すことはほぼなくなります。
若い女の子も会社にいますが、一緒に仕事をする機会も少なく数も少ないので話せないことが多いですね。
営業の会社に行くと男性比率の方が多くなることが多いので仕方ありません。
まとめ
飲食業からの転職を考えている人は結構いるはず。
今やコロナの影響で転職せざるを得ない人もいるはずですからね。
未経験となると年齢が高くなるほど厳しくなるので、少しでも転職を考えているなら早めに行動した方がいいと思います。
転職してみると本当に仕事への価値観が変わると思いますよ。私が変わったみたいに。
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