【飲食社員用】飲食店のブラック企業診断28選【ブラック企業チェックリスト】

【飲食社員用】飲食店のブラック企業診断28選【ブラック企業チェックリスト】

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  • 飲食店でしか働いたことないからブラックなのかどうかいまいちわからない
  • うちの会社もしかしたらブラックかもしれない
  • ブラック企業に違いないんだろうけど、どれほどブラックなのか知りたい

他の業界で働いたことがないと、仕事の基準というのが今の会社になってしまい、異常だったとしても気が付かないということがよくあります。


かつての私がそうでした。転勤で友達と会う頻度が減り、同じ会社の人と接する方が多くなり、飲食業の普通にいつの間にか染まっていたのです。異常かもしれないと疑うこともありませんでした。


飲食の中でも就職した会社によって、環境は大きく異なります。完全にブラックという飲食店もあればホワイトな飲食店もあります。

ですので今回は、飲食店のブラック企業チェックを危険度ごとにまとめたので、あなたの会社はどの程度危険なのか調べてみて下さい。(あくまでも私が独断で判断したものです)


Contents

飲食店のブラック企業チェックリスト

項目危険度
1.上司から「お前」と言われたり命令形で指示されることがある 
2.ヘルプの回数が自店舗より多い 
3.みなし残業制度がある 
4.人前で怒鳴る人がいる 
5.店舗以外の場所で会議がある時、会議時間しか労働時間扱いにならない 
6.なんだか帰りにくい空気がある 
7.就業時間から次の始業時間までの時間か11時間未満 
8.残業しているのにサービス残業扱いになる 
9.2ヶ月以上月の残業時間が80時間を上回っている 
10.年間休日数が80日以下、104日以下 
11.有給がとれない 
12.会社で必須の備品が経費として精算されない 
13.食材借りに行く時の時間や交通費が支給されない 
14.転勤の際、引っ越しに必要な費用が全額でない 
15.とても達成できないようなノルマを与えてくる 
16.休日に連絡が2日に1回以上はくる 
17.休日に呼び出されることがあり対応しなければならない 
18.忙しいからと休憩なしでぶっ通しで働く 
19.明らか役職が変わったのに中々昇給にならない 
20.辞めるというと脅される 
21.レジの不足金を払わされる 
22.週1日の休日すらとれないことがある 
23.災害時に待機命令がでても労働扱いにならない 
24.休憩中に電話対応やクレーム対応しても労働時間扱いにならない 
25.着替えや朝礼の時間、面接時間が労働時間に含まれない 
26.責任者不在の為、待機時間があるが無給
27.ダブルヘッダー時の移動時間が休憩扱い 
28.体調不良でも代わりがいないので出勤せざるを得ない 

危険度大に1つでも該当すればブラック企業といえるでしょう。3つ以上当てはまるなら今すぐ転職するべきです。

危険度中はグレーゾーンでしょう。難しいところではあります。


ブラック企業チェックリスト危険度小の解説

1.上司から「お前」と言われたり命令形で指示されることがある 

仲の良い上司から言われるならまだしも、そうでもない上司から言われると腹が立ちますよね。

体育会系の会社なら結構多いでしょう。しかしこれだけでブラック企業というのは難しいかもしれません。

ただし、口調がきついことはブラック企業にありがちなことではあります。


2.ヘルプの回数が自店舗より多い 

ヘルプばかりだと疲れますし、いいように使われてる感になってしまいます。

私も2年目の時は自店舗に余裕があったので、よくヘルプに行っていました。2週間連続でヘルプというのもありました。しかも全部違う店で(笑)


しかしブラック企業の要因となる可能性としては低そうです。

もしヘルプの移動時間や交通費が支給されないなら高確率でブラックといえるでしょう。


ブラック企業チェックリスト危険度中の解説

3.みなし残業制度がある 

みなし残業は別に悪いことではありません。みなし残業制度をとるメリットは、

  • 規定の残業時間働いていなくてもみなし残業代をもらえる
  • 会社側は残業代の計算をしなくていい
  • みなし残業は割増賃金の対象とならないので深夜に残業しても人件費を抑えられる

です。


しかしみなし残業制度をとっているのに、みなし残業時間に満たなかったらその分を支払わなかったり、みなし残業以上に残業したのに支払いがない場合はブラック企業といえるでしょう。


4.人前で怒鳴る人がいる 

わざわざみんなの前で怒鳴り散らかす人がいますよね。そんな状態を会社が放置している場合、ブラック企業である可能性は非常に高くなります。

いわゆるパワハラってやつですね。パワハラが横行している会社はブラック企業でしょう。


5.店舗以外の場所で会議がある時、会議時間しか労働時間扱いにならない 

飲食店あるあるです。社員皆が同じところで働いているわけではないので、会議をする時はどこかに集まって会議をします。

その時に会議場所が遠いにもかかわらず、移動時間が労働時間に含まれない場合は要注意です。


田舎だと片道1時間以上かかることなんてザラにあります。それなのに労働扱いにならないのはブラック企業といってもおかしくないでしょう。

6.なんだか帰りにくい空気がある 

非常に難しいところですが、飲食店の社員はよくありますよね。特に店長になると、帰り辛さが余計に増えます。

明らかに自分の業務が終わって、後は任せられる状態なのに帰ってはいけないと言われるのであれば、ブラック企業になる可能性があります。


本来は業務が終われば店長といえども、業務はないので帰っていいはずなのです。空気感だけであればブラックというには難しいかもしれません。


7.就業時間から次の始業時間までの時間か11時間未満 

長時間拘束の飲食店ならあるあるです。

深夜まで働いたのに次の日が朝からなんて日があったりします。


残念ながら、日本では終業時間から次の始業時間まで何時間あけなければならないという法律はありません。

ですのでブラック企業かと言われると難しいところです。


MEMO
今回11時間としたのはヨーロッパでの基準です。これくらいはあけないと、ワークライフバランスなんて全くありませんからね。

ブラック企業チェックリスト危険度大の解説

8.残業しているのにサービス残業扱いになる 

こちらは完全に違法です。請求すると高確率で残業の未支払い分を取り返すことができます。

残業しているのにサービス残業扱いになっている会社は完全なブラック企業でしょう。


もちろん接客、調理以外の時間も残業に含みます。シフト作成や発注業務も仕事なので、それで残業したなら残業代は支払われるべきです。


9.2ヶ月以上月の残業時間が80時間を上回っている 

過労死ラインは、残業時間が月80時間以上を2ヶ月続けると引っかかります。

月の労働時間でいうと約250時間くらいです。働きすぎですよね…こんなのを連続で働くとぶっ倒れてもおかしくありません。


残業時間が100時間を超えると1ヶ月でもアウトです。

ブラック企業確定なので辞めてしまいましょう。改善傾向があったとしても、そのレベルまでいくと数ヶ月単位ですぐにどうかなるものでもありません。


10.年間休日数が80日以下、104日以下 

飲食業の平均年間休日は100日を下回っています。ですので100日前後ある飲食店はまだグレーゾーンかもしれません。

しかし80日以下の飲食店はブラックといっていいでしょう。月の休み平均6日は少なすぎです。


私は飲食業から転職をして現在の年間休日数は約130日です。飲食業だとほぼありえない数字です。

年間の休日数が80日以下の人は本当に転職をオススメします。「こんなに休んでいいの?」という状態を味わえます。


11.有給がとれない 

有給をとらせてくれない企業はブラックです。

たまに月の所定休日数が決まっていて、その所定休日数を超えてからでないと有給が使えない場合があります。


月の所定休日数が10日間なら11日目を休む時に初めて有給が使えるというもの

本来の有給の定義と離れているのでブラックです。そもそも飲食店で月10日以上休める人の割合なんて1割もいません。


12.会社で必須の備品が経費として精算されない 

会社で使用しているものが壊れた、会社で必要といわれたもの

これらを購入したにもかかわらず、自腹で払わせる会社はブラックです。

飲食店だと文房具系(ラミネーターやテプラ)が必要であるのに用意されていないことが多いです。


13.食材借りに行く時の時間や交通費が支給されない 

飲食店あるあるですよね。チェーン店の場合はよくあります。

スーパーで買ってくる場合も当てはまります。本当はスーパーで買ったものを提供してはいけませんが…


ピーク前や勤務後に車を走らせたりして、食材を調達しにいくのも仕事です。

交通費や時間分の給料は支払われるべきです。支払われないのならブラックでしょう。


14.転勤の際、引っ越しに必要な費用が全額でない 

会社都合で引越しを伴う転勤が発生しているのに、引越し費用がでないのは異常です。

あっという間に破産してしまいます。よって引越し費用がでない場合はブラック。


15.とても達成できないようなノルマを与えてくる 

明らかに達成できないようなノルマを与え、達成できないと異様な嫌がらせや精神的に追い詰めてくる場合はパワハラでブラックといえます。

たまに達成できない場合は、差額を自分で払えとかいう糞イカれた人がいますが、払う必要なしです。

とっととそんな会社辞めてしまいましょう。


16.休日に連絡が2日に1回以上はくる 

休みの日でも店は営業しています。何かトラブルがある度に、休みの日でも連絡がくるのは飲食業の宿命です…

ですがほぼ毎日のように連絡がくる場合は、要注意です。


それを会社に伝えても、

  • 特別な対応を何もしてくれない
  • 自分で何とかしろ

という状態であればブラックといえるでしょう。


17.休日に呼び出されることがあり対応しなければならない 

連絡がくるだけでなく、休日なのに呼び出されることがあれば完全なブラックです。

ですが飲食店では、

  • 店長対応が必要なクレームが起こってしまった
  • アルバイトが急に休んでしまい代わりがいなかった

こんな時に出勤せざるを得ないことが多々あります。


私は奇跡的に1度もありませんが、周りの社員はほとんどが休日に呼び出されて出勤したことがあるそうです。人手不足の店では特にですね。

店舗勤務である限り可能性は0にはならないので嫌であれば転職を考えるべきでしょうね…


18.忙しいからと休憩なしでぶっ通しで働く 

こちらも飲食店ではあるあるですよね。特に社員数が少なく、人手不足だと起こりがちです。

シフトの段階で休憩がほぼなく、いける時に休憩にいくみたいなシフトを組んでいる場合がありますが、こちらも完全アウトです。

そのシフトで止めることなくGOサインを出しているのなら、完全にブラックでしょう。社員を大切にしていると思えません。


19.明らか役職が変わったのに中々昇給にならない 

会社によって昇給のタイミングが決まっている為起こってしまうことがあります。

私がそうでした。店長として配属されたのに基本給が上がらず数ヶ月の間、副店長の時と全く給料が変わらない時期がありました。


名ばかり管理職も同様です。

役職が変わって仕事内容も変わったのに、給料が変わらなければブラックでしょう。


20.辞めるというと脅される 

辞めることを上司に伝えた時に、

  • 無責任だと思わないのか?
  • 辞めたら損害賠償を請求するぞ

こんなことを言ってくる企業はブラックです。


労働者には会社が何と言ってこようとも、会社を辞める権利があります。

MEMO
ただし辞める1ヶ月前には退職の意思を伝えるようにしましょう。退職の意思を伝えるタイミングは会社によって異なるので、就業規則を読んでみてください。

21.レジの不足金を払わされる 

「レジ締めをしていたらお金が合わない!」

確かに大変な問題ですが、その穴埋めを社員のポケットマネーから出させる会社はブラック企業です。


数円や数十円であってもブラックです。

もし「レジ金が合わないのなら自分のポケットマネーから出せ」と言われるなら、今すぐその会社を辞めましょう。異常すぎます。


22.週1日の休日すらとれないことがある 

どれだけ忙しくて、人手不足でも週1日は休まなければなりません。

週1日以上の休みは労働基準法で定められています。

とは言っても特にお盆期間やGW、年末年始などの繁忙期は鬼の連勤となる飲食店が多いです。


こういうところが飲食店はブラックと言われる要因となっているのでしょう。

ちなみに私も過去に最大20連勤以上したことがあります。完全にブラックですよね。

23.災害時に待機命令がでても労働扱いにならない 

台風や地震が起こった時に店を営業するかすぐに判断できない為、待機となる場合があります。

私も今まで何度かありました。直近だと2018年の9月の台風ですね。


大型の台風が近づいており、本部から正式な連絡がくるまで店に数時間待機というのがありました。労働時間として扱われていません。

待機命令=労働扱いにならない会社はブラックでしょう。


24.休憩中に電話対応やクレーム対応しても労働時間扱いにならない 

社員数が少ないと起こりがちなのが、休憩時の対応です。

  • 急に忙しくなって呼び出された
  • クレームが発生した
  • 電話対応をしていた

上記のように労働をしているのに、労働扱いにならない飲食店がまだまだ多いです。

こちらもブラックといえます。


25.着替えや朝礼の時間、面接時間が労働時間に含まれない 

労働時間と扱われないことが多いです。

恐らくほとんどの飲食店が引っかかるのではないかと思われるのが着替えでしょう。

制服や丁寧な手洗いが必要な飲食店では、今すぐ働ける状態になってようやく勤務扱いとなる飲食店が多いです。


ですが、これは違法です。業務で必要なことに関しては労働扱いにならなければなりません。

面接も休憩時間にしている店長もいますが違法です。守られていない飲食店の場合はブラック企業といえます。


26.責任者不在の為、待機時間があるが無給

人はいるけど何かあった時に対応できる責任者がいない場合、待機している社員がいますがその時間の給料は支払われていますか?

もし無給で待機しているなら、災害で待機しているのと同じで違法となります。

当たり前のように、無給での待機が行われているならブラック企業と判断しましょう。


27.ダブルヘッダー時の移動時間が休憩扱い 

当日働く予定の店舗間の距離がまあまああるのに、充分な休憩時間をとられていない場合はブラックです。

例えば、山田さんのシフトがA店舗で12-16、B店舗で17-21というシフトで、A店舗からB店舗への移動時間が30分あるならアウトということです。

休憩時間が30分しかないのと同じです。8時間勤務では1時間の休憩が必要なので、このシフトは違法ということになります。


28.体調不良でも代わりがいないので出勤せざるを得ない 

飲食の社員は体調不良でも休めないことが本当に多いです。店が回らなくなってしまうからですね。

ですがもちろん法律的にアウトです。体調が悪い時はしっかり休まなければいけません。


他にも飲食店では火や包丁、オーブンを使う為、火傷や切り傷が発生しやすいです。

少しならまだ大丈夫かもしれませんが、大怪我をした時も人手不足で店が回らないからといって、休息がないのはブラック企業といえるでしょう。


飲食の経験しかなくても転職はできる!でも遅ければ遅いほど厳しい

もしこの記事で紹介しているブラック企業チェックリストの項目に複数当てはまるなら、転職を考えるべきです。

今すぐにとは言いません。飲食業界から他の業界に転職したからこそいえるのですが、やはり環境が全然違います。


飲食業はやはりブラックという噂が広がっているように、ブラックであることが多いです。火のないところに煙が立たないように…

もし転職を考えているなら私が転職時に1番利用して良かった転職エージェントを紹介します。

転職成功の秘訣は【非公開求人】にあった!/DODAエージェントサービス


dodaエージェントの何が良かったかというと、

  • 職務経歴書等のチェックを無料でしてくれる
  • しつこくないくらいの接し方を心がけてくれる
  • 定期的に面接のアドバイスをくれる
  • レスポンスがやけに早い

私はdodaのエージェントに紹介してもらった会社に転職して今も働いております。


少し早口で急かされてる気分になることもありましたが、面接後に毎回連絡を頂きどうだったかを聞いて頂き総合評価としてはかなり良いです。

ブラック企業にうんざりしている人は、エージェントを利用して転職してみてはいかがでしょうか?


まとめ

各業界共通のものから飲食業特有のブラック企業チェック項目を紹介しました。

飲食業の人なら「あるある!」と思うことが多数あったかと思います。それほど飲食はブラックな会社が多いということです。

今の環境が普通だと思わずに、おかしいと感じたなら転職も視野に入れておきましょう。


今すぐ飲食店の社員を辞めたいと思っている人はタイミングを考えるべき!今すぐ飲食店の社員を辞めたいと思っている人はタイミングを必ず考えるべき!web面接は転職者と会社側どちらにもリスクがある?web面接のデメリット!web面接は転職者と会社側どちらにもリスクがある?web面接のデメリット!【転職活動者必見】転職サイトでブラック企業かどうかを見分ける方法!【転職活動者必見】転職サイトでブラック企業かどうかを見分ける方法!
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