同じ会社で長く働いていると、できることが増えて人から教わる機会が減少しますよね。
それと同時に自分が新人の頃に、
- 上手くいかず苦労したこと
- 上司や先輩に怒られてムカついたこと
- 辛くて会社を辞めてしまいたいと思っていたこと
上記のように感じたことが薄れていっているはずです。
新人に教える時に、
基準が今の自分の当たり前になっていませんか?
私は飲食店の店長から未経験の職種に転職して、改めて新人の大変さを痛感しています。
今回は、
- 今の新人の気持ちが理解できない方
- 最近の若い奴らはと思っている方
- 新人の背中を押してあげたい方
- 新人への上手な教え方がわからない方
このような方に役立つ記事内容となっております。
Contents
新人も新人で不安だらけで大変
新人の頃というと、
- 仕事量も少ない
- 責任もほとんどない
- 言われた仕事をやっているだけ
と仕事量も多く、責任が重い上司や先輩と比べると楽チンと思われるかもしれません。
しかし新人は思っている以上に大変です。
飲食店の店長をしていた私は、責任も仕事量も多く大変な毎日だったかもしれません。
しかし慣れ親しんだ仕事を数多くこなすのと、転職してできない仕事をできるようにする為に努力する新人と比べると、新人である時の方が精神的にしんどいと感じております。
新人は正解不正解がわからない環境の中で働いている
長年同じ会社に勤めている人が「当たり前」と考えていることは、新人にとって「当たり前でない」ことがほとんどです。
- こんなこと聞いたら怒られたり笑われたりするかな?
- こんな当たり前みたいなこと聞いていいのかな?でも合ってるかわからないし…
- 何も指示されてないけどできることをやればいいのかな?何かできることがないか聞きに行けばいいのかな?
新人はこんな見えない恐怖と戦っています。
私も転職した当初は前職の当たり前とは全然違い、どうすればいいのかわからないことがたくさんありました。
例えば挨拶なんかがそうです。
飲食業界で働いていた時は、店にいる人全員に挨拶するのが当たり前でしたが、今の職場では人数が飲食店の5倍ほど多い為どうすればいいかわかりませんでした。
1人1人挨拶するのも大変だし、大きな声で全員に挨拶するのもビックリされたら困るしと考えることがよくありました。
初歩的なことすぎて、こういうことは中々教えてくれませんし、聞くのも躊躇ってしまいます。
結局、今の職場では自分の部署の人やすれ違った人のみに挨拶をすれば問題ありませんでした。
長く勤めている人にとっては、こんなこと気にならないかもしれませんが、新人はこんな些細なことでも気になっているのです。
新人は共感してもらえると安心する
新人は自分が思っていることを話すのも勇気が必要です。
- 自分の話したことが否定されたらどうしよう
- こういう時は何と話すのが正解なのかな?
- どこまで本音で話してもいいのだろう?
このように話す内容が的外れななことではないかと、新人は気になって仕方がないのです。
そんな時に、
- 「確かにそう思うよね」
- 「これ難しいですよね。私も新人の時全然わからなかった」
- 「覚えることいっぱいで大変だよね」
こんな言葉で共感してもらえると、新人は「自分が思ってることはおかしなことではないんだ!」と安心することができます。
共感してもらえるだけで、「この人は自分の味方をしてくれる」と新人に思ってもらえます。
私が新人として働いて実際にちょっと嫌だなと感じたこと
人によって言ってることが違う
教える人が複数いるとどうしても教え方や言い方が異なります。
同じことを教えてもらっているのに言い方や説明の順序が違うだけで、
- 違う仕事だと錯覚してしまう
- 前回教えてもらったやり方と違うと感じてしまう
このようなことがあります。
一度教えてもらって理解したと思ったのに、違う言い方をされて混乱してしまったことが何度もあります。
一回で全てを理解できると思わないでほしい
基本的に教わったことはメモしていますが、メモしていても聞き逃しは必ずあります。
1つのことを理解するのなら容易いですが、一連の流れを教えてもらう中で全てを理解しながらメモすることは中々難しいです。
それに説明の最中に質問できる回数にもやはり限度があります。一から十まで聞いてたら先に進みませんからね。相手の顔色も伺ってしまいます。
自分がまだまだ未熟なこともありますが、
「〇〇さんからこの仕事を教えたって聞いてるから大丈夫だよね?」
こんなこと言われると正直かなりきついです。というよりきつかった。わからない部分があり、教えてもらった人に申し訳ない思いをしました。
わからないことがあったら聞いてと言うくせに聞きにくい
この言葉を使う人に限って聞きにくいという人はたくさんいます。
聞きにくい人の特徴は、
- とにかくいつも忙しそう
- 少し的外れな質問をすると笑う
- 性格がいつも事務的
- 常日頃から否定的なことを言っている
このような人達です。聞きたいことがあってもとても聞きにくいです。
あと聞いて答えてくれたとしても笑顔がない人は、あまり聞かない方がいいのかなと感じます。
私はこの言葉は言われていませんが、「わからないことがあったらちゃんと聞いてって言ったじゃん!」とキレル人がたまにいます。
新人はわからないことが何かもわからないことがよくあります。そのことを理解していない人がたまに使ってしまうのです。
言われた新人は辞めたくなるでしょうね…
定時になっても帰れない
新人は定時になったからといって、
「定時なので帰っても大丈夫ですか?」
とは聞きにくいものです。
帰ってもいいのなら帰っていいと、残業してほしいのなら先に伝えておかないと新人にとっては負担になります。
私は転職して1ヶ月は帰り辛くてちょっと嫌でしたね。
「今日もお疲れ様」と言ってくれる日は気持ちよく帰れるのですが、定時を過ぎても何も言われない日は帰ったらダメなのかなと思ってました。
結局、1ヶ月過ぎたあたりからは割り切って仕事がない時は定時で帰ってますが、割り切れずに苦しんでいる新人がいることも確かなので上司の人は声をかけるのを忘れずにしてあげてほしいです。
まとめ
新人の頭の中は不安でいっぱいです。
私自身久しぶりに新人として人に教えられる立場を経験しましたが、新人がこれほど大変なものだと学生の時以来ぶりに経験をしました。
同じ会社で数年いると新人の頃の気持ちは薄れてしまいます。
だからこそ上司の人たちは、新人の不安を軽減できるよう新人の気持ちに寄り添う努力をしなければなりません。
新人も新人で大変だということを覚えておきましょう。
飲食店の新人バイトがすぐに辞めてしまわない方法!教える人に教え方を教える方法とは?!
ランキング参加してます。よろしければポチリお願いします!
にほんブログ村
コメントを残す