- 飲食店で将来働きたいけどコロナで売上が下がり将来が不安
- 自分が今働いてる飲食店って他の飲食店の売上と比べるとどうなの?
- コロナの影響で飲食店の売上ってどれくらい落ちたの?
このような疑問を持っている人が多いと思います。
私も飲食店で長年働いていたので、飲食業界の将来やコロナでの売上推移に関して気になり毎日情報を集めています。
今回はコロナが原因で大きく影響がでた2020年4月〜7月の飲食店の売上を見て、そこからわかることを解説していきます。
Contents
2020年4月〜7月の飲食店の売上推移
以下はニッポンの数字さんが大手飲食店の売上推移をまとめてくれたものです。
2020/07 | 2020/06 | 2020/05 | 2020/04 | ||
---|---|---|---|---|---|
マクドナルド | +1.0% | -3.2% | +15.2% | +6.5% | |
KFC | +27.3% | -1.0% | +37.6% | +33.1% | |
モスバーガー | +6.6% | +6.2% | +12.2% | +3.7% | |
吉野家 | -5.7% | -12.3% | -7.3% | -4.0% | |
すき家 | +2.7% | -8.7% | -9.2% | -11.9% | |
松屋 | -11.9% | -16.7% | -22.2% | -22.2% | |
CoCo壱番屋 | -10.7% | -14.9% | -20.5% | -26.0% | |
天丼てんや | -18.4% | -19.9% | -36.4% | -41.9% | |
いきなり!ステーキ | – % | -42.4% | -50.6% | -62.6% | |
ペッパーランチ | – % | -29.1% | -39.1% | -53.2% | |
餃子の王将 | -6.1% | -6.5% | -11.8% | -21.7% | |
ロイヤルホスト | -14.0% | -21.8% | -45.8% | -57.9% | |
大戸屋 | – % | -30.0% | -40.4% | -48.4% | |
すかいらーくグループ | – % | -30.6% | -47.8% | -58.2% | |
デニーズ | – % | -32.0% | -49.6% | -56.7% | |
日高屋 | -26.1% | -34.2% | -52.0% | -50.7% | |
サイゼリヤ | -27.1% | -33.5% | -52.2% | -61.4% | |
スシロー | -3.5% | -2.1% | -18.6% | -44.4% | |
くら寿司 | -7.7% | -2.6% | -20.0% | -48.1% | |
鳥貴族 | -23.2% | -26.8% | -87.9% | -96.1% | |
HUB | – % | – % | – % | – % | |
コメダ珈琲店 | -10.1% | -14.5% | -28.7% | -46.9% | |
ドトール | – % | -33.0% | -63.5% | -64.1% | |
サンマルクグループ | – % | -38.0% | -82.5% | -85.7% |
やはりコロナの影響で大手でもほとんどの企業が前年比マイナスになってしまってますね。
以前にも以下の記事で、2020年の2月〜5月の飲食店の売上推移についてみてきましたが、多少はマシになったもののまだまだコロナ前と同じ水準にはならなそうです。
コロナ自粛による飲食業界の売上推移【テイクアウトに強い飲食店はやはり強い】飲食店の売上推移から読み取れることとは?
それでは4月〜7月の飲食店の売上推移から、読み取れそうなことをみていきましょう。
テイクアウトに強いファストフードはやはり安定している
上記の表を見てもらうとわかると思いますが、ファストフードはコロナ真っ只中でも前年比マイナス25%以上の企業はありません。
緊急事態宣言が始まった4月〜5月でも他の業態と比べて、大きなマイナスをだしていません。
テイクアウトの割合が多い、
- マクドナルド
- KFC
- モスバーガー
に至ってはほとんどが前年比を上回っているという結果となっています。
やはり長期滞在しなくてよい、ファストフード×テイクアウトはコロナ渦の中では非常に有利なのでしょう。
回転寿司業界は前年と同じ水準近くまで戻ってきている
緊急事態宣言後の売上推移で興味深いのが回転寿司業界です。
スシローやくら寿司では6月、7月ではほとんど前年と売上が変わらない水準まで戻ってきています。
なぜ回転寿司業界が他の飲食店と比べて、回復が早いのか気になりますよね。
正確なところは不明ですが個人的に回転寿司業界の売上回復の理由は、
- テクノロジーを用いた安心感
- 大規模な宣伝力
- すしは外食でしか食べる機会がないこと
だと考えています。
くら寿司では鮮度くんの衛生面強化、スシローでは派手で大規模な広告を頻繁に実施したり、自動土産ロッカーによる感染リスクを最小限に抑えた持ち帰り方式によって、売上が回復しているのではないでしょうか。
そしてすしは家で作って食べることはあまりありませんからね。だいたい食べるとしたら外食じゃないですか?
他の飲食店の料理は家でも作れたりするものが多いでしょうし。すしが大好きな日本人は多いですしね。
複数で利用することの多いファミレス、居酒屋は厳しい様子
緊急事態宣言後に売上は多少戻ってきたものの、まだまだ前年のような売上を取り戻せていないのがファミレスや居酒屋です。
やはりファストフード等と比べると、ファミレスや居酒屋はコロナ渦ではどうしても売上を上げにくく、厳しい現状が続いているでしょう。
- 複数で利用することが多いため安全ではない
- テイクアウトもやっているがファストフードと違い時間がかかる
- 密を避けるため満席にすることができない
このようなことが原因となっている可能性がありそうです。
居酒屋は回復率でみると大きいですが、自粛期間中の売上が少なすぎたからですね。自粛期間で居酒屋を利用できず溜まっていた人たちが一斉に利用することで売上が一時的に上がりましたが、前年の売上にはまだまだ届きません。
テイクアウトの割合を増やすことができれば、回復の見込みがあるかもしれませんが、時間もかかりますし課題が多そうです。
さらなるコロナの拡大で、特に居酒屋はまた売上が大きく下がってしまいそうな予感がします。
これからの飲食店に必要なものは手軽さ?
コロナ渦における飲食店の売上推移から、これからの飲食店には、
「すぐに利用できる手軽さ」
が必要となってくる可能性があります。
手軽さには、
- すぐに料理が提供される
- 1人でも入りやすい
- テイクアウトに強い
このようなものがあります。
この手軽さに合致している飲食店の売上はコロナ渦でも、売上を大きく落とすことなく営業できています。
コロナが落ち着くまでは、手軽に利用できる飲食店が勝ち残る予感がします。
数年は飲食店に就職するのは避けた方がいい
中途であろうと新卒であろうと、あと数年は飲食店への就職は避けるべきでしょう。
2020年8月現在、コロナはまだ拡大する一方です。これから先もすぐに景気が良くなる保証はありません。
少しずつ売上が戻ってきている飲食店でも、また売上が落ちて倒産に追い込まれる可能性があります。
急成長していたいきなり!ステーキもコロナ前から売上が落ち、さらにコロナでまた売上が落ちて倒産の危機に追いやられています。
飲食店は特にコロナの影響を受けやすい業界です。いつ終息するかわからないコロナ渦で、飲食店へ就職することはやめておいた方がいいでしょう。
もし飲食業界への就職を考えているなら今のうちに選択肢を広げる勉強をすべき
どうしても飲食業界で働きたいと考えているなら、もしものことを考えて自分で稼ぐための勉強をしておくべきでしょう。
私が今やっているようなブログも自分で稼ぐための1つの方法ですし、プログラミングの勉強をして飲食業界以外の道にもいける選択肢を増やしておくのも手です。
特にプログラミングを必要とするプログラマーという職種は不足していますし、これから先必要となるスキルと言っても過言ではないほどなので勉強しておいて損はありません。
しかしプログラミングは習得に時間がかかるが故に、挫折してしまう人が後を立ちません。
そこで絶対に挫折しないために、「TECH CAMP」というプログラミングスクールというものがあります。
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実績も多数あり安心感のある会社なので、この先役に立つプログラミングに興味があれば、ぜひ勉強してみてはいかがでしょうか?
まとめ
コロナの影響で飲食店の売上は落ちてしまっていますが、何とか持ち堪えている飲食店も多数あります。
今働いている飲食店の将来が不安だったり、飲食業界で働こうと考えて不安になっている人もいますが、飲食1本の道だけが全てではありません。
飲食が好きで働き続けるのも素晴らしいことですが、もしものことを考えて新たな選択肢を用意しておいた方が将来の安心感を得ることができますよ。
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