飲食業の社員はなぜ底辺と言われる?元店長が考える6つの理由を解説!

飲食業の社員はなぜ底辺と言われる?元店長が考える5つの理由を解説!

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飲食業の社員はよく底辺だと言われていますが、何をもって底辺と言われているのか気になりませんか?

僕も実際に飲食業界の社員として長年働いていましたが、底辺と思ったことは一度もありません。


ですが、なぜ底辺と呼ばれているのかは長年の経験から理解できます。

今回は長年飲食店の店長として働いてきた目線から、飲食業の社員がなぜ底辺と言われるのかについてまとめています。


周りから見ると仕事内容がバイトとほぼ同じであるから

一般社員であろうと店長であろうと、店舗で働いている限りはほとんどの時間が接客、調理です。

アルバイトのメインの仕事も接客や調理です。


飲食業を経験したことのない人でも、上記の事実を知っているので「飲食業の社員は底辺」と思われています。

大手であればあるほど、マニュアルがあり社員も本部の指示やマニュアル通りに働いています。


社員は自分で料理のやり方を変えたり、値段を変更することもできないので余計に「アルバイトと同じ」と思われるのです。


実際に飲食店に行っても、店長や社員が特別なことをやっているようには見えないですしね。飲食業の社員を経験したことない人からみると、社員のする仕事で想像できるのは、

  • シフト作成
  • 食材管理
  • クレーム対応
  • 売上管理

くらいでしょう。


特別なスキルが必要でなく、誰にでもできると思われているから

アルバイトとほぼ同じ仕事と思われている為、「特別なスキルなんて何もいらない」と思われています。

実際に飲食業は、特別なスキルなんて何もいりません。


こちらも大手であればあるほど、業務が細分化されておりどうやるべきか手順が書かれています。

要は一つ一つの仕事が簡単なんです。マニュアルを見ればほぼ全て解決します。


社員であってもマニュアルに沿って行動しなければならないので、特別なスキルなんて何もいらないのです。


強いて言うのであれば、あると良いというものくらいです。例えば、

  • コミュニケーション能力
  • 効率的に物事を考える能力
  • 傾聴力

なくてもマニュアルが優秀すぎるため、なくてもどうにでもなります。


飲食業で働いたことのない人でも、「飲食業は誰にでもできる仕事」とある程度理解しているので底辺と言われているのです。


敷居が低く誰でも入社できると思われているから

飲食業は人手不足です。さらに上記でも解説したように飲食業は誰にでもできる仕事です。

これらのことから、飲食業の社員は誰にでも入社することができる業界と思われております。


実際に飲食業は人気がなく、未経験や資格がなくても受け入れてもらえます。

転職サイトをみていても、飲食業の募集で何かしらのスキルが必要な企業をほとんど見たことがありません。


フリーターから飲食業の社員になっている人が多いのも事実です。年齢がそこそこいっていても。


時間を犠牲にしていて、さらに待遇も悪いから

飲食業で労働時間が長いことはかなり有名だと思います。さらに、

  • 給料が低い
  • 福利厚生もよくない
  • 休日数も少ない
  • 転勤が多い
  • 悪質な客が多い

このように労働時間だけでなく、他の待遇も悪いために飲食業は底辺と言われています。



最近では、副業や自分のすきなことを仕事にしていくということが広まってきていますが、飲食業は正にその逆をいっています。

労働時間の長さから、時間がなさすぎて新しいことに挑戦するなんて出来ませんし、友達と遊ぶことすらできません。


社会経験のないアルバイトと働くため、成長しないと思われているから

一緒に働く人は、社会経験なんて一度もない学生のアルバイトが主です。


他の業界ではベテランの先輩や上司と一緒に働くことで、知識を得たり成長していきますが、飲食業では店長になると先輩や上司と働くことはほぼありません。

しかも店長になるのは、会社にもよりますが早くて1年という会社もあります。


早すぎるとその分成長もしないと思われがちです。

自分で考える力はつくかもしれませんが、周りからみると結局飲食業は「誰にでもできる仕事」と思われているので関係ありません。



大した能力もないのに、アルバイト相手に威張り散らかしている可哀想なやつと思われていることもあります…


飲食業は底辺という情報が溢れ返っていることから余計に底辺と言われやすいから

ネットで飲食業と調べると、

  • ブラック
  • 3K
  • 人手不足
  • やめとけ
  • きつい
  • 底辺

このようなネガティブな言葉がたくさんでてきます。



飲食業は底辺という印象が有名なため、そのことがさらに知らない人に伝わり、飲食業=底辺という認識から抜け出せないのです。

この記事もそのうちの一つになってしまいますが、それほど飲食業はネガティブな言葉で検索をかける人が多いのです。


飲食業をポジティブな言葉で検索をかける人が増えない限り、飲食業=底辺という図式は変わらないでしょう。


まとめ

僕は冒頭で飲食業は底辺と思ったことはないと言いましたが、要は捉え方次第なのです。

誇りをもって働いているのなら、飲食業が底辺だとは思いませんし、辛い思いをして働いているのなら底辺とも思うことでしょう。


まあ自分自身、他の業界に転職をして飲食業界の普通は普通ではないということを知ったので、他の業界から飲食業界で働くと僕も飲食業は底辺と思っていたかもしれません。


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